Cactus V6

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ストロボを使った撮影が好きで購入した Canon の430EXⅡ。購入当初は楽しくて楽しくて、無駄に光らせては遊んでいましたが、実際ストロボを使って撮影していくと、やはり赤外線のスレーブでの限界を向かえていました。赤外線はその光が当たるとこにしか反応せず、置く場所が限られてしまいます。 例えば物の後ろや人の後ろ、カメラより後ろだと反応しません。(屋内だと赤外線が壁に反射して光るときもあります)

もっと高価なストロボを購入すれば、無線でのスレーブが可能となりますが、多灯ストロボをするには、すでに持っている430EXⅡを全て新しいシステムに入れ替え、さらにはスピードライト トランスミッターST-E2も電波式のST-E3-RTに変更する必要が出てきます。

交換できれば、コマンダーもストロボも防塵・防滴になるので、雨の日や雪の日なども気にせずストロボを炊けるのは大きなメリットですが、プロでもない素人がそこまでお金をかける事はなかなか難しい。何かないかなと探していると、Cactus V6 というアイテムを見つけました。
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価格は1個1万円を切る値段なので 割と安価に思いがちですが、写真を見て分かるように、カメラ側にひとつ、ストロボにひとつと、2つで1ペアなんです。ひとつコマンダーがあれば、後はストロボの分だけの Cactus V6 があれば、16チャンネル、4グループのストロボを無線で制御する事が可能です。

素人なりの表現でお伝えすると、要はカメラに付けたコマンダーでストロボの光を全て手元で調節できるって事です。いちいちストロボの所までいって調整する必要がないので、自分が欲しい分の光量を簡単に操る事ができます。さらに、色々なメーカーのストロボを混在して使え、僕も昔祖父からもらって使っていなかった NIKON のストロボと Canon 430EXⅡ を混在して使ってたりします。Cacutus V6 の中にプロファイルが入っていないストロボもあるので、購入前に HPでご確認ください。

電池は単三2本なのもうれしいところです。
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普段は 430EXⅡが3つあるので、それで事足りてるんですが、どうしてももう一個ストロボが欲しい時は NIKON のストロボの出番です。ただ私が所有しているのは、コマンダーも含めて4台。全て制御するには1台足りません。そこで、スピードライト トランスミッター ST-E2も同時に使えないかなと思っていたら、予想通りうまくいきました。

ただ、私も購入するまで分からなかったんですが、 Cactus V6 から出ているケーブル。これはシャッター ケーブルで、シャッターを切ったことをコマンダーに伝える為のものなんですが、写真右のように、コマンダー側の Cactus の上にストロボやこういったものを乗せない時は必要ありません。ケーブルなくてもストロボちゃんと光ります。

最初購入した時に使い方がよく分からなくて、このケーブルが無いと同調できないとばっかり思っていたので、完全にやられました(笑)まぁでもせっかく間違えて買ったなら、なんか別の事に使えないかなと思っダメもとで挑戦したら、見事4つのストロボを制御可能になりました。

余談でもうひとつ、私が普段持ち歩いている Fujifilm X20 でも使用可能でした。ホッとシューがついてるコンデジなら使えるんじゃないでしょうか?コンデジで多灯ストロボは一眼レフのように思い通りに光を操るのは難しいですが、それでも更なる表現としてストロボがスレーブで使えるのはかなりの強みだと思いました。

気になる方は左の Pick Up Items に追加しておくので、購入してみてはいかがでしょうか?
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Fujifilm X20 + Cactus V6 + 430EXⅡx 3
All Photo by UNDERGROUND...Hiro

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