Fujifilm XF23mm F2 R WR レビュー

Fujifilm XF23mm F2 R WR レビュー

2018年10月に Fujifilm X-T3 を購入してからもうすぐ2年。 2020年に後継機の X-T4 も発売となり、カメラ業界で話題になりました。今回は僕が唯一所有する Xマウントレンズ XF23mm F2 R WR のレビューを作例を交えて書いてみようと思います。僕が公開している画像は全てデジタルアートして加工をしていますので、撮って出しの画像はありませんが、ちょっと加工を施せば、こんな画像を仕上げる事ができるんだと参考程度に見てもらえれば幸いです。

X-T3を購入した時、そもそもレンズキットには興味がなかったのですが、なにか一本Fujifilm のレンズを使ってみたいなと思って購入したのが XF23mm F2 R WR です。Xマウントのレンズでは 23mm F1.4 R というレンズもありますが、なぜ F2 R WR にしたかというと、180gと小ぶりで軽く、防滴防塵、あとは価格の面が大きかったと思います。

そもそもこのカメラは旅行や、ちょっとした撮影に使うことを目的に購入していたので、F1.4 の明るいレンズの必要性があまり感じられず、さらにF1.4 は設計が古いので、動画撮影時のオートフォーカスの問題もあり F2 のレンズを選択しました。

XF23mm F4.0
この23mmレンズとよく比較されるのが35mmレンズだと思います。35mmのレンズだと換算で約50mmとなるのでいわゆる標準レンズ域で使えるレンズです。元々20mm近くの焦点距離が好きだというのがもちろんありますが、僕が表現したい写真を撮影する場合、35mmだと画角が狭く気軽に使えません。 特に外食した際食事が並べられたテーブルを椅子に座ったまま撮影したいなんていう状況の時は、23mmの画角がぴったりだと思います。さらに 35mm F2 の最短撮影距離が35cmに対して24mmは22cmと10cm以上寄って撮影が可能なので、23mmで35mmの画角が撮りたい場合は、少し寄って撮影すれば、1本のレンズでカバーできます。

XF23mm F5.6
年数回海外に行く事がありますが、本域の撮影が必要のない旅行や出張の時は、X-T3と XF23mm のレンズだけ持って出かける事も多いです。カメラ自体もミラーレスで軽い為、持ち運ぶ事も苦ではないし、今撮影したいと思った時にさっと取り出して撮影する事ができるのは、旅行を楽しむ上で大きなアドバンテージになると思います。スナップはもちろんポートレートにも使えますし、風景撮影にも使えるので、寄ってよし、離れてよしの万能レンズだと思います。


XF23mm F2.8
今年の2月に韓国に行った時、生憎の雪模様。こんなときもボディー、レンズ共に防滴防塵だった恩恵が大きく、シャッターチャンスを逃さずにすみました。

実際撮影した画像描写はどうかというと、開放 F2 で撮影した時は、ボケ味が美しいですし、絞った時のシャープさも申し分ないです。ただやはり F2 なので、背景をしっかりぼかして被写体を浮かび上がらせたいような写真を撮りたい時は、すこし物足りないかもしれません。手振れ補正はありませんがそれがなくて困った事は今の所一回もないです。Fujifilm のカメラで仕事の撮影する場合は、Flinger + Canon の EF マウントのレンズを使用する事が多いですが、ちょっとした撮影ならこのセットで十分仕事でも使えるレベルの撮影が可能です。実際ここ数年で一番使ったレンズは間違いなくこの XF 23mm F2 R WR です。それくらいお気に入りのレンズです。

XF23mm F3.2 / XF23mm F6.4
価格は現在新品で5万円を切る値段で購入できるので、1本持っておいて損はないレンズだと思います。35mm F2 のレンズと迷ったら、23mmのレンズも購入の検討に入れみてはどうでしょうか?

コメントがある方はこちらからどうぞ

*
*
* (公開されません)

Copyright (c) UNDERGROUND & BULB PLANTER All Rights Reserved.