完全キャッシュレス化への道

完全キャッシュレス化への道

この記事を書くかどうかすごく悩みましたが、最近この手の話を教えて欲しいと言う声も多くなってきたので、今回思い切って記事にしてみようと思います。僕の実際に体験、実践している内容を元に2020年8月2日現在の内容で書くので、世界情勢など色々な事で条件が変わる可能性もあります。興味のある方は参考程度に読み進めてください。

今回記事にするのはお金の話。僕自身も昨年9月ごろに自分のお金の使い方を見直して、努力をせずに少しでもお金を貯められる方法がないか考え実践してきました。その中でたどり着いたのが、完全キャッシュレス化に移行する事でした。

今回は完全現金派の初心者の方向けに記事を書きますので、すでにヘビーユーザーにはあまり向かない情報です。
まず努力せずにお金を貯めるという一見矛盾する行為をどうやって実践していくか、大きく3つのカテゴリに分けて簡単に説明をしていきます。

1. 銀行
2. クレジットカード
3. QRコード決済

メインバンクを見直しましょう

まず銀行口座から説明していきます。皆さんはどこの銀行口座をメインバンクとして使っていますか?給与が振り込まれる口座をメイン口座をなんとなく利用しているかたは、まずはここから見直しをしていきましょう。

メガバンクとよばれる、UFJ、三井住友、みずほ、地方信金銀行、ゆうちょなど、メジャー所に現金を預けているかたの金利は、0.001% これは仮に 100万円を預けたとしても受け取れる利息はわずか10円。さらに時間内に 各銀行のATM で預金、引き出しを行わないと手数料がかかってしまいます。コンビニでさっと下ろしたい時にいちいち手数料を気にする必要があります。

この2つの欠点を補えるのが、ネットバンクです。僕はイーバンク時代から楽天銀行のユーザーなので、この楽天銀行をベースにお話しさせてもらいます。

まずネットバンクを使う上で大切なのが預金残高。ある程度のランクを確保しないと、ネットバンクの恩恵を受ける事ができません。楽天銀行の場合は、VIP ランクになるために預金座高が 100万円、スーパー VIP になる為に 300万円の預金残高が必要です。最低でも VIP のランクを確保しておけば、入出金、振り込みで手数料を払う事はほぼ0円になります。もちろん全国のコンビニの ATM でほぼ24時間365日の入出金が可能なので、今現金が欲しい時には重宝します。

さらに普通預金の金利は0.02%でメガバンクの20倍。マイナンバーカードを取得して、楽天証券とマネーブリッジ設定をすれば、金利は 0.1% になり、メガバンクの100倍の金利になります。100万円 x 0.02% = 200円、100万円 x 0.1% = 1,000円 となり、銀行の定期預金よりもはるかにいい金利でお金を寝かす事ができます。マネーブリッジは楽天証券の口座開設が必須ですが、特に証券を購入する必要もなく、ただ口座開設して楽天銀行の口座とマネーブリッジするだけ。設定も簡単なので楽天銀行の口座を開設したらかならずやっておいた方がいいです。

キャッシュカードはクレジット付帯タイプと、デビットカード付帯タイプの2種類から選べますが、クレジットカードは年会費もかかりますし、特に還元率もよくないので、年会費永年無料のデビットカード付帯タイプを選んでおけば間違いないと思います。

僕はここをメインバンクにしいてるので、家賃、通信費、光熱費やサブスクリプション、クレジットカードの引き落としは全て楽天銀行にしています。引き落としに対して楽天ポイントがわずかですがもらえるのもいい所です。給与が信金指定なので、楽天銀行の口座残高が減ってきたら、コンビニの ATM で MAX 引き出しの50万円を引き出して、そのまま同じ ATM で楽天銀行に入金しています。信金の ATM でおろせば手数料がかからないのですが、近くに指定の信金がないですし、そもそも行くのが面倒なので、コンビニで全てを済ませてしまいます。

残高はスマホのアプリでもPCでもいつでも確認できますし、セキュリティも高いので、なにかトラブルがあった事は一度もありません。現在自由に動かせるお金が100万円以上お持ちのかたはまずは口座開設をしてみてはいかがでしょうか?

すでに引き落とし口座をお使いのメインバクから変更するのは面倒ですが、これは全てクレジットカード払いに変更して、最終的に楽天銀行から落ちるように変更しましょう。カード払いができないものは口座振替をしてしまいましょう。

クレジットカードを見直そう

続いてクレジットカードのお話です。まず今お持ちのクレジットカードの還元率を調べてみてください。どこで使っても還元率1%以上のカードをお持ちの方はそのままでいいと思います。それ以外の方、なんとなく適当なクレジットカードをお使いの方は参考にしてみてください。

まずクレジットカードをお得に使う上で旅行に使えるマイルを貯めるか、ポイント貯めるか。この2つが大きな分岐点になります。僕は海外旅行に行くことも多く、年会費も押さえたかったので、JAL の VISA TOKYU POINT JALカードをメインに使用しています。 一般の方はマイルよりもすぐに現金化できるポイントを貯めたい方が圧倒的に多かったです。僕は大きな買い物、JAL特約店、公共料金関連はマイルを、小さな買い物はすぐに現金化できるポイントを貯めるようにしています。

ポイントを貯めたい方がメインカードを決める上で大切なのが、1ヶ月、または年間でどこでお買い物をするのが一番多いかをよく思い出してみてください。Online Shop がメインの方は Amazon, 楽天, Yahoo! のどこか、実店舗のスーパーやコンビニでのお買い物が多い方はその店舗専用のカードがあるかと思います。特に実店舗でお得なカードを利用している方は、その店舗以外でお持ちのクレジットカードで支払いした時の還元率が高いかどうかがすごく重要になります。

得する店舗以外で決済した時に還元率が低い場合は、このカードをまずは作りましょう。

Kyash と呼ばれるこのデビットカードは、スマホのアプリをダウンロードして、簡単にリアルカード の発行申請を行えます。審査もすぐに終わるので、まずこのカードを手にれてください。最初に発行手数料900円がかかりますが、5年間 900円で使えるので、年間実質 162円で使えます。このカードはデビットカードの為、お持ちのクレジットカードと紐づけて使います。Kyash で支払いはしますが、引き落としは紐付けたクレジットカードから引き落としさえます。

Kyash で支払うと、1%の Kash ポイントがもらえます。1ポイント一円の等価交換がアプリ上でできるので、すぐに現金化することができます。さらにこのカードのすごい所は、紐付けたカードのポイントも付くと言う所です。例えばどこで購入しても還元率 1% の楽天カードを紐づければ、1%の Kyash ポイントに加え、楽天ポイントも1%もらえ、実質2%還元することができます。仮に通常0.5%還元のカードでも1.5%還元の高還元率のポイントバックの恩恵を受ける事ができます。気をつけなければいけないのは、あくまで特をしない支払いの時に Kyash を使う事が大事で、お持ちのメインカードの特約店での支払いは、そのカードで支払わないと恩恵を受ける事ができないので、支払い際のカード提示を間違えないように注意しましょう。

これを守るだけでもいつもの支払いでお金をセーブすることができます。

Kyash は iPhone の Quick Pay , Android の Google Pay 対応、VISA タッチにも対応なので、対応端末があるお店では支払いも楽々です。

紐付けをするカードでお勧めするのは以下カードになります。どのカードもポイント還元率が高いです。今カードの変更を考えているかたは参考にしてみてください。

1. 楽天カード (年会費無料)
2. Yahoo! カード (年会費無料)
3. 三井住友 VISA カード (年会費2年目から1,250円)
4. JCB カード W (39歳以下永年年会費無料)
5. VISA LINE PAY カード (1年に一度でも使えば年会費無料)

僕は還元率がさがりますが、Kyash 1% + JAL カード +0.5% でマイルとキャッシュバックを同時に受けるようにしています。他にドンキホーテ でのお買い物も多いので、クレジットチャージで 1.5%還元のクラブドンペンカード (年会費5万円以上購入で無料)をドンキホーテで買い物する時だけ使います。また、PayPay のオートチャージ、Yahoo! Shopping での買い物に使う Yahoo! Japan カード、ほとんど出番がありませんが楽天カードも保有しています。慣れてくると、支払う時と場合によって一番得する支払い方法がわかってくるので、その時々によって使うようになりますが、まずは Kyash と クレジットカード1枚で運用してみてください。

一つデメリットの要素をあげると、たまに決済できない事があることです、3Dセキュアが入っているネット決済はカードが対応していないのでダメですし、店舗の端末がたまに対応していない時もあります。また、支払い方法によっては還元ポイントが付かない支払い (公共料金など) もありますので、HPをチェックしてみてください。

また Kyash のポイント還元は毎月 12万円までの上限付き。一回の決済限度額は 300,000円 までです。カードを不正利用された場合、保証してくれる制度はありません。スマホがあればすぐにカードをロックできますので、身に覚えのない決済が通知されたら即座にロック可能です。セキュリテイーもしっかりしているので、今までなにかトラブルがあったことは今の所一度もありません。

現時点で還元率が最強なのは VISA LINE PAY カード

もうひとつお勧めなのが、VISA LINE PAY カード。このカードは2021年4月までですが、驚異の3%還元でしかも上限金額なしなので、ポイントをガンガン溜められます。ただし、このカードを利用するにあたって注意点が、LINE Point で還元されるという点。溜まったポイントは LINE のサービスで使用することになり、ポイントをマイルや他のポイントへ変更ができないです。実は僕も先日このカードを申込をして、現在利用をまっている段階です。溜まったポイントは QRコード決済の LINE Pay で利用する予定ですが、VISA LINE Pay カードと LINE Pay の還元率は異なる為、LINE Pay のステージを上げる必要があります。ただ、2%還元のゴールドランクまでは、そこまで大変ではないですが、カードと同じ還元率の 3%還元のプラチナランクになるのが割と大変そうです。ただ、プラチナランクまで持っていければ、カード支払いでも QRコード決済でも 3%還元を受けられるので、溜めたポイント支払いで再度 3%還元で決済が可能です。この辺りになってくると、使い方が複雑になってくるので、Kyash をオススメしますが、LINE Pay を利用する事を前提に高還元率のポイントバックを狙うのであれば、現時点で VISA LINE PAY カードが最強です。この後話す QRコード決済と連携も可能なので、通常で使っている方との差が如実に現れると思います。

QRコード決済を使いこなそう

だいぶ長くなってきましたが、続いては電子マネー、QRコード決済のお話しです。以前よりキャンペーンが激減して、結局クレジットカードで払ったほうがお得な場合が多いですが、僕の保有する電子マネーは、Pasmo, JMB WAON, モバイル Suica の3つを利用しています。

基本交通カードは Pasmo 派なのですが、その理由は JAL カードの付帯サービスでオートチャージが可能な事と、チャージ時に Tokyu Point がもらえます。それほど電車やバスに乗ることはないのですが、現金でチャージする手間も面倒だし、オートチャージでわずかですが、ポイントがもらえるので、僕が保有するカードの内容では、Pasmo の方がお得なので、そっちを使ってます。もちろん Suica もオートチャージ 機能が使えるクレジットカードがあるので、Suica が言い方はそちらのクレジットカードを1枚持っておくと便利です。

JMB WAON もあまり出番はありませんが、こちらも JAL カードでオートチャージ 可能で、チャージと支払いで2回マイルを貯められる為、AEON の毎月10日のありが10デーで5倍のマイルを貯められるので、その時に使うか、Waon が使える店舗で少額決済の時に利用します。

QRコード決済は本当に使いどころが難しくなってきました。携帯電話のキャリアと貯めたいポイントが大きく影響します。僕は Softbank ユーザーなので、QRコードは PayPay 一択になりました。au だと au Pay, Docomo なら D払いが一番恩恵を受けられると思います。LINE Pay , メル Pay はそれぞれのユーザーで恩恵がある方にはメリットがありますが、たまにしか使わない方は出番がほとんどないと思います。どれがいいのかよくわからない方は、PayPay を使うのが、使える店舗も多くていいのではないでしょうか?

Softbank ユーザーであれば、Yahoo! JAPAN の ID, Tポイント, PayPay のアカウトの紐付けは必須です。プランによって還元される額はかわりますが、毎月 PayPay ボーナスが付与されます。また PayPay は大きなキャンペーンを行なっている事が多いので、Kyash + クレカの還元率よりもいい場合にしか使いません。現在ヘビーユーザーでなければ通常 0.5% 還元しかもらえないので、普段使いに向かなくなりました。

ただし、先ほどクレジットカードの所で話した VISA LINE PAY カードを持っている方でソフトバンクまたは ワイ モバイルユーザーは PayPay ステップのステージを上げなくても常時 3.5%還元できる技があります。やり方は簡単。チャージの方法をソフトバンク、ワイモバイルまとめて支払いでチャージして、携帯電話の支払いを VISA LINE PAY カードに設定するだけ。これだけで 0.5 % + 3% = 3.5% 還元する事が可能です。もちろん携帯電話の支払いするカードをお持ちのカードに変更すれば、0.5% + お使いのカードのポイントを貯める事が可能です。ソフトバンクまたは ワイ モバイルユーザー はこの方法一択でいいと思います。僕もソフトバンクユーザーで VISA LINE Pay カードを申し込んだので、今後はこの方法での支払いがメインになりそうです。ただしこの後説明するオートチャージ機能が利用できなくなるので、そこだけがデメリットです。

また、VISA LINE Pay カードを持っていて、QRコード決済の d払い に紐付けして決済すれば、同じく3.5%還元の恩恵を受けられます。これならキャリア関係なしに、高還元率のポイントバックが可能です。

VISA LINE Pay カードの発行を予定していない方の場合、QRコード決済全般に言える事ですが、その支払いによってオートチャージ できるクレジットカードが決まっているのでQRコード決済を日常的に使いたい方は、オートチャージ できるクレカを用意して方が面倒がなくて支払いが楽です。

楽天Pay もいちおスマホに入っていますが、こちらも今キャンペーンで 1.5% 還元となっていますが、楽天ポイントを現金としてみた場合、Kyash + 楽天カード で 2% 還元を受けていたほうがお得です。

ただ大きなキャンペーンがある場合は、QRコード決済を使ったほうが断然お得な場合があるので、クレジットカードの支払い還元率をしっかり把握して、毎月キャンペーンを調べておいたほうがいいです。

また電子マネーもQRコードもそうですが、この支払い方法が一番面倒に感じるにがチャージだと思います。現金でチャージすると残高が減るたびにチャージしなければいけないし、特にお得なこともなにもないので、デメリットしかありません。オートチャージの設定をしておけば、なにも気にせず決済ができるので、電子マネー、QRコード決済をヘビーに使い方は、まずはオートチャージ できる方法を調べて設定してしまいましょう。

まとめ ここまで読み進めてくれた方は、もう頭の中がぐちゃぐちゃな方も多いと思います。僕も完全キャッシュレス化を思い立ってからかなり色々な事を調べて、ようやく最近落ち着いてきた所です。でもここに書いた事を実践できば少なくとも5万円は現金だけを使っているときよりもお金が浮くはずです。Step .01 としてまずはカードの見直しと Kyash カードの発行をしてみてください。そこの運用が慣れてきたら、現金で支払っているものをどうやったらキャッシュレス化できるかを調べていけば、おのずと必要なクレジットカードとQRコード決済、電子マネーが見えてくるはずです。

ちなみに僕は約10ヶ月で、Kyash ポイントで約 6,000円分、PayPay で 約80,000円, マイルが 22,000マイル 溜まっているので、総額で10万円以上得しています。支払い時に小銭を探す必要もないですし、海外では当たり前のキャッシュレスを覚えて、買い物をしながらお金を貯めてみませんか?

これが身についてくると、今度は Yahoo! や 楽天 Point の為かた、溜まったポイントをどう運用するかなどなどに派生していくのですが、それはまたの機会に。

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